3/6の「ゲーム脳 講演会」の感想:続きの続き
※続きもののエントリーになるとは意識せずに、最初適当につけたタイトルの所為で、追記分の記事タイトルも雑になってしまい、面目ないです。_0_
一昨日・昨日と、例の「ゲーム脳講演会」について私なりの感想を書いたのですが、なにか自分が言いたかったことを言い忘れているような気がして、もう1度当日とったメモを見直してみました。
森氏が仰った表現で、私が気になったのが、近年へんな子どもが増加傾向にある。それはどういう子どもかというと、キレやすい、発話が遅い、表情が乏しい云々(他にも森氏は例を挙げていましたが、私がメモれた部分はこれだけ。そしてこの後、だから自分はこの脳波をつかった研究を続けているといったことを仰っていました)これって、自閉症スペクトラムにある子どもの一部の特徴と同じでは?と私はその時思ったのです。私の過剰反応かなぁ…?
それから、やっぱり出ましたこの言葉。『三つ子の魂百まで』
3歳までの時期にテレビゲームをやらせることは子どもの脳の発達に悪影響云々。そしてその直後、鴨の刷り込み行動の例として小鴨が人の後ろをついていくイラストが登場。この時既に11時を回っていて、私は、質疑応答の時間が無くなってしまうかも知れないとやきもきしていました。
それから、会場から集めた質問票にあった質問のひとつ『我が子がゲーム脳になっているかどうかチェックする方法は?』に対する森氏の回答は── 子どもがしゃべらない・笑わない・忘れ物するのは「半ゲーム脳」で、ボーっとしている・すぐキレるのは「ゲーム脳」とのこと。それを回復させる方法としては、音楽を聴いたり、読書それも音読をさせたり、週末に家族で出かけてコミュニケーションを図ることと述べました。「回復した脳の画像」でもあれば説得力が増したかも知れません。
素人の頭では、森氏が赤ん坊や幼児の話を例にされると、子どもに知的な発達の遅れがある場合、その原因にテレビ・ゲーム・PC・携帯との因果関係を疑ってしまうし、回復させる方法があるなどと話されると、それで本当に治るのか?と混乱してしまう訳です。
けれども、私は主催者側の態度で1つ評価したいことがあります。それは、昨日の川端さんのエントリー(参照)の中にも登場しました小池課長の終了挨拶です。小池課長は、チラシについて誤解を生むような表現があったことについて謝りました。それから、(ゲームと脳の発達の因果関係について)文科省でも検討している状態であること。子どもが自己形成していく上で重要なのは、保護者・教育者の方々の「子どもをどう育てたいのか」という課題である、ということをお話されました。
参照サイト:はてブで発見しました。
□ 森昭雄日大教授講演会「テレビゲームと子どもの脳」
そうそう、思い出したことが──
公園でゲームをやっている子どもの集団を目にしても、珍しくも驚きもなんとも感じなくなってしまった私ですが、1度驚いたことがありました。それは、昭和記念公園内の「こどもの森」に出かけた時のこと。そこでは誰一人ゲームをやっていなかったのです。1,600m2のフワフワドームを始め、ここにしかない巨大な遊具施設の中で、子どもも大人も笑顔で跳んだり跳ねたりよじ登ったり滑ったり…身体全体を使って汗びっしょりになって遊んでいました。