All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

軍事オタク

はてダやはてブをうろうろしていて気付いたんだけど、軍事オタクって結構いるね。今頃気付いたのか?って感じだけど。戦車や軍艦マニアの話題には全くついていけないけど(それ以前に、私がついていく必要もないというのもある)、歴史・戦史マニアの話題だと「おや?」と思うこともあって。
というのも、その個人の日記に掲載している写真が、私が小学生の頃、父親の書棚から毎日のように拝借して読んでいた 毎日新聞社刊『一億人の昭和史』全15巻の中の1冊「不許可写真史」からスキャンしているものだからだ。写真には新聞審査局によって押されたスタンプ「不許可」の赤文字が必ずあるので、すぐに分かる。
昭和50年頃に刊行されているので、私が小学5年か6年生の時の話── クラスメートで軍事マニアのN君が家に遊びに来た時、目ざとくこの本を見つけ「いいな〜見たいな〜」と言われたが、それ以前に貸した「週刊少年ジャンプ」を返してもらってないことを盾に、父親の書棚から出してあげなかったんだよね。次にN君はステレオの側にあった父親のレコードコレクションの中から、「大日本帝国軍歌集」とか「海軍軍歌集」(タイトルはうろ覚えだがこんな感じだった)のLPを見つけ、「俺、『海ゆかば』聴きたい」と言われたが無視していたら、その後父親がいる休日に遊びに来て、ちゃっかりレコード借りていったという、しかも父親のお気に入りくんになってしまったが故、頻繁に家に遊びに来ていた……そうだ三沢市から転校してきてその後またどこかに転校していったから、家族が自衛官だったのかも。
前述した『一億人の昭和史』の後、『別冊 一億人の昭和史』というのも刊行されて、日本海軍史や日本陸軍史なども父親の書棚に全巻揃っていた記憶がある。父親と月曜ロードショーなどで「トラトラトラ」とか「二百三高知」とか「人間の条件」などの戦争映画を観る機会も多かったが、私の隣でする解説が凄まじかった。(だって映画の最中に話していて参考文献として書棚から関係した本を取り出してくるんだもの)皇室関係の本や写真集も大量にあったなー 現在でも祝・祭日には必ず玄関に日の丸を掲げるし。右翼か!?って感じ。
私が結婚する時のエピソードで、相手(現在の家族)の祖父が戦艦乗りだったことを知ると、公立図書館にも置いてなさそうな海軍名簿を書斎から取り出してきて、祖父の名前と写真と階級・等級を確認して相手の父親(現在の義父)と盛り上がっていたっけ。
思えば、父親は筋金入りの軍事オタクかも知れない。