歳を取ると涙もろくなるのはなぜか？

　今週、子供の小学校で、それぞれ修了式と卒業式があった。
　息子は4月に転校するため、修了式では他の転出予定の児童と共に、挨拶に立ったらしい。私はその場面を見ておらず、当日、校長、スクールカウンセラー、担任に挨拶に伺った際、皆、全校児童の前でトップバッターで挨拶した息子を褒めていたので、そうと知っていたらこっそり見に来たのにと残念に思った。
　修了式の翌日は、娘の卒業式。朝から生憎の雨降りで体育館は寒かった。いまどきの卒業式は演出が凝っていて、卒業証書を受け取る直前に壇上で一人ずつ、将来の夢や目標などを発表させるのだが、娘の言葉に驚いた。将来なりたい職業が、私が小学生の頃憧れていた職業であり、身内にも誰にも話したことがなかった職業だったから。で、やっぱり『旅立ちの日に』をやった。卒業生と在校生との混声二部合唱は聴きごたえのあるものだった。