All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

「イサキの骨」後日談

昨年、家族が釣ってきたイサキを捌いている最中に親指を怪我したことがあったのだが、それから1年以上経った今年の夏に、突然、その箇所が白く盛り上がってきた。押すとズキンと痛い。親指にイサキの骨が刺さったままだと思い込んでいた私は、これはきっと骨が表面に浮いてきたに違いない、取るなら今だ!とばかりに、皮膚科で診てもらった。

すると、医者曰く、「刺さった骨は取れていて、これは傷跡にウイルスがついて出来たイボ」とのこと。治療法として液体窒素で焼くというので、未体験の私は、早速お願いしますと右の親指をつき出し、その尋常じゃない“焼きの”痛みに耐える。いえ、耐えました。医者に、イボの芯が取れて完治するまで、10日に一度は通院するように言われたので従う。焼いた直後は毎回大きく水ぶくれができ、治療後3日間はじんじんと指先が痛むため絆創膏を貼ったり、手袋をしたりして痛みのストレスに耐え、結局4回ほど焼いてもらった。最後、皮が剥けたときにつるつるになったのでこれで完治したと喜んだのもつかの間、いつの間にか、また同じ箇所に針で刺したような小さな穴が開いていた。芯だ。最後に焼いてもらってから1ヶ月近く経ってこのざま。


で、なにか別な治療法はないものかとネット検索したら、「イボコロリ」という市販薬を塗ると取れるとあり、値段も通院費に比べ安いので、早速近所の薬局で買ってきた。説明書どおりに一日四回塗り続け、たった4日で芯が剥けてつるつるになった。なにこれ?!お手軽過ぎる。