All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

というわけで、『乙女の祈り』を鑑賞

昨日こんな風に書いたが、結局、昨夜おもいの外早くに子供達が寝てしまったので、夜中に1人で鑑賞。感想を一言で言うと、ロマンチックで美しくて残酷な映画。私自身、小学校を卒業するまでクラスで自作のおとぎ話や小説を発表したり、マンガを描いて回し読みさせたり、両親の留守中に勝手に母親のネグリジェを着て化粧をして大きな貝殻だの造花だのをバスケットに入れて抱え、妖精に変身し(たつもりになって)近所を歩き回って妄想の世界に入り浸ってたり──って、電波じゃん自分!──をやっていたので、主人公ポウリーンとジュリエットにはかなり共感する部分がある。
映画に登場する粘土人形そのものや、等身大の粘土人形たちが動き回るシーンには感心・感動。途中、大昔に教育テレビでやっていた"はに丸王子" を思い出すも、必死に頭の中の残像を振り払い、主人公たちが住む「第四の世界」を堪能。使われている音楽や他の俳優陣の演技力も素晴らしい。