All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

マグナムが撮った東京

昨日、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館参照)に出かけた。ここを訪れるのは『植田正治展』(参照)以来だから約一年ぶり。入り口から年代別に展示されていたが、私の興味の対象は50年代から60年代初期に集約されているのにその年代の作品数が少なくて、物足りなさを感じた。(80年代から現代までの作品には琴線に触れるものが無かったというのもある)
印象に残ったのが、ワーナー・ビショフ(Werner Bischof)による戦後の浅草の写真。楽屋ではがきを書くストリッパーや物乞いをする傷痍軍人の写真など、その光と影が絶妙でずっと眺めていたい。

Werner Bischof
ワーナー・ビショフ


追記:2007-6-21 22:00 本日、また恵比寿ガーデンプレイス内にある写美に出かける。上記の展覧会とも関連する「オキュパイド ジャパン(占領下の日本)」(参照)を鑑賞。平日の午後だった所為か訪れる人もまばらで、ご年配の方が大半だった。感想としては、自分が高校生時分に雑誌で見て知った林忠彦氏の『ゴミ捨て場のバー』─ゴミ捨て場の盛り土に建てられた小さなバラックのバー「チエリオ」─の写真が見れて良かったな、といったところ。この展覧会はシリーズになっていて、今年の12月まで続く。