All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

下田ひかり個展

下田ひかり 個展 〜わたしの中の子ども達〜

【会期】8月5日(火)〜10日(日) 13:00〜21:00 日曜のみ 13:00〜19:00
【場所】MOTT gallery  
※オープニングパーティー:5日18:00〜

明日から開催ですね。
Hugo Strikes Back!で知り、早速個展のDM希望を送ったところ、週末、やさしい色合いのポストカードが届きました。
 左がポストカード。右がDM。
色味の可愛らしさだけではなく、目が死んでいるような少年(?)の表情が気になったので、ご本人のサイトで確認したところ、この絵のタイトルが "Solitary Child" (=独りぼっちの子ども)とある。(参照
個展のタイトルが『わたしの中の子ども達』ということで、下田ひかりさんの内面が投影されている様々な表情の子ども達の絵を見るのがとても楽しみです。

錆びた夕日 Shimoda Hikari's Art works.
下田ひかり- AMIC


追記:こちらで紹介されている絵も素晴らしいですね。好みです。

追記:2008-8-8 18:00
 昨日8月7日の夕方前に鑑賞。ギャラリーは古い民家を改造した建物で、2階へ続く階段は傾斜がきつく、ぎしぎし音がして昔懐かしい。階段を上がりきったところで出迎えてくれた絵が、上記のポストカードの少年だった。その印象は、ポストカードで見た当初の印象より、ずっと明るい。
 ずっと明るいといえば、驚いたのが『赤ずきんちゃん』の絵。グレーでダークな印象をもっていたのに、全く違った。全体に赤みが増し、目の色も優しい緑色に変わっていたので、笑顔で冷たいお茶を運んできてくれた下田さんご本人に尋ねたところ、やはり手直ししたとのこと。ちょっと誘っているような赤ずきんちゃんの絵、とてもいい。
 新作の3点はどれも大きな作品で、ピンクというか桃色というかコーラルピンクというか、色味がとにかく優しく可愛くて、瑞々しい夏の果物のような印象。但し、子どもたちは怪我をしていてガーゼから血が滲んでいる。一番新しい作品『桃子』の顔を観た時、目元と肌の感じから蘭鋳(らんちゅう)を連想してしまった。今回のように真夏の展覧会ではなく、寒い季節に観ると、また印象が違ってくるのかも知れないが。
 下田さん、ありがとうございました。それから、会期は日曜日までですので、子どもの絵が好きな方、興味をもたれた方は、是非週末に足を運んではいかがでしょうか。