西牧 徹 展「月と雷雲1865」
蒸気船 (2009)60×27.5
西牧徹氏から個展のお知らせが届きましたので、告知します。
今度はキエムクー企画展とのこと。可愛いクマのキエムクーの頭からフォークが消え、ちょっと男らしくなっていますね。*1 私はキエムクーが大好きなので、観に行くのが楽しみです。
西牧さんの鉛筆画は、本当に繊細で(きっとご本人の性格を反映しているのだわ)迫力があるので、この機会にぜひ!ご覧になることをお勧めします。
【会期】 5/8(金)〜6/6(土) 11時〜18時 日曜休廊
【場所】 南青山 ラトゥリエ
※ オープニングパーティー 5月8日 夕方より
追記:2009-4-28 22:58
初日のオープニングパーティーでは、西牧さんオリジナルの“キエムクーチョコレート”をまたいただけるとのこと。私自身は、平日の夜は家庭の事情で、参加するのは大変厳しいのですが、西牧さんにお会いしたい方、ぜひぜひパーティーにご参加くださいませ。
再追記:2009-5-20 15:58
すっかり感想を書くのが遅くなってしまいました。西牧さん、お待たせ!;))
5月15日の午後に、キエムクーと西牧徹さんに会いに行ってきました。
今回の会場であるラトゥリエには初めて訪れたのですが、アールヌーボーの照明や家具が素敵な、とてもシックなギャラリーでした。そんな落ち着いた雰囲気の中に、キエムクーたちの絵が飾られていて、もうそれだけで私は感動でした。きゃーっ、キエムクー!
訪れた時は客が私一人だけでしたので、1枚1枚作品をじっくり観ることができました。上記にもある新作ツルとラエムクーの絵は、こやまけんいちさんが製作した赤い木製の額縁に収められていて、(壁色の)白と(額縁の)赤と(絵の)黒の三位一体がなんとも言えず良かった。赤い額縁は私にとっては親しみがあるので、尚更そう感じたのかもですが。*2 ついでに言うと、額縁は重要だと思います。額縁選びに正解はないけれど、キエムクーのCG作品に使われていた黒い額縁は作品を際立たせ、絵を引き締める効果があると思うし、いぶし銀や金が混ざったような厚みのある額縁だと作品も重厚な雰囲気になるし。あくまでもど素人の私からみた印象ですが…。
今回の展示では、キエムクーとラエムクー、そしてラエムクーの妹デイジーやオイスちゃんらキャラクターが勢揃いしていたのですが、それぞれの特徴がとても面白かった。特に、キエムクーのふわふわの毛並みとラエムクーの太くて固そうな毛の違いや、キエムクーが目を閉じているのに対し、ラエムクーはかっこいい半開きなのにフジ三太郎の睫毛がついていたり。奥が深い。
白黒の鉛筆画の世界の端っこに、カラーのキエムクー作品が2点展示されていて、実は、ずっとこの作品のことが頭から離れない。売れてしまったら諦めがつくのですが。どうしようどうしよう…
他にも、美しいキャビネットの中には、可愛らしいキエムクーたちのフィギュアが飾られていて、今回はキエムクーの世界をたっぷり堪能させていただきました。キエムクーが一人でご飯を食べたり、お風呂に入ったりしている絵を見ると、これは西牧さんご自身ではないかという気がしたりしましたが、いや、やっぱりキエムクーはファックミーブーツは履かないなと思い直しましたよ。:)
というわけで、会期は6月6日土曜日までですので、まだ行かれていない方は、ぜひぜひ西牧さんの迫力ある鉛筆画を観にお出かけください!キエムクーチョコレートも1枚500円で販売中です。
迎撃(2008)41×20cm
真ん中のデイジー、目をつむっているのに睫毛が上向きなのね。