9月も中旬になろうとしているのに相変わらず残暑が厳しく、昼間出かけるのは億劫なのだが、渋谷西武で開催中の「ロバート・メイプルソープ FLOWERS 写真展」が今日で会期終了と知り、慌てて出かけてきた。
ロバート・メイプルソープの個展は、国内では10年ぶりとのこと。A館7階の特設会場に一歩足を踏み入れると、そこは静かなモノクロの世界が広がっていた。約50点の花の写真は美しすぎて、ただただため息が溢れた。エイズのために42歳で亡くなったメイプルソープが、自らの死を予感して親しい友人に送ったという、写真集“The Complete Flowers”の表紙にもなったチューリップの写真が観られたのがとても嬉しかった。
渋谷に出かけたついでに、もうひとつ気になっていた展覧会にも足をのばした。渋谷ヒカリエ8階 Tomio Koyama Gallery で開催中の「ライアン・マッギンレー「Animals」展」だ。彼の無邪気で明るい写真はミーハー的に好きだ。清澄白河の小山登美夫ギャラリーにて同時開催している、彼のロードトリップのシリーズを展示する個展「Reach Out, I'm Right Here」もぜひ観に行きたい。
