All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

「デヴィッド・リンチ展」と「酒井駒子原画展」の感想

急な寒さに頭痛を起こしつつ、ラフォーレ原宿で開催の「デヴィッド・リンチ展〜暴力と静寂に棲むカオス」へ、会期最終日の本日、行ってきた。午後に会場に着くと、チケット売り場前の階段に行列ができていたので、これから鑑賞し終わって出て来るまで1時間はかかるだろうと予想するも、中に入ると、結局、人だかりが出来ていたのは数カ所に設置されたモニター前だけで、そこをすっ飛ばせば30分で鑑賞し終えることができた。(MVや"Rabbits"はYouTubeにあるので、拙ブログでも掲載済み。)
水彩画も油絵も巨大なミクストメディア作品も「黒」の印象が強く、どこを切り取っても、私は、映画「イレイザーヘッド」を連想した。要するに、すべてが“デヴィッド・リンチ・ルール”に沿った作品のため、特に意外性を感じることなく、妙な安心感を持って観て回れた。

フォーレを後にし、師走で混雑する表参道を歩いて、青山ブックセンターに向かった。目的は、「酒井駒子原画展」だ。新刊『はんなちゃんがめをさましたら』の、グレー地に濃いブルーを貴重とした原画が、ページ順に展示されていて、「ああ、いいな。欲しいな。部屋に飾りたいな。」と、美しい作品をひとつひとつじっくり鑑賞。
全然関係ないが、紀ノ国屋で売っているマジパン入りのシュトーレンは、マジうまです。