All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

年の瀬ですね

今日書かないと一生書かなくなるかも知れないから、とりあえず書いておこう。
(そういうことってあるでしょ。何年もブログを続けていて、引越しやら起業やら結婚やら出産やらと自分の環境が変わってもそれをネタに書き続けていたのに、不意に面倒になってぱったりと更新が何年も途絶えてしまうってこと。)
右上にある《記事一覧》をクリックして今年のポスト数を確認したら、9月以降は月に2日のペースで書いていたことがわかった。今月も今日で2回目。


12月は毎年恒例のコーラスの発表会二つに参加。ひとつは娘の学校の敷地内にある教会で行われたクリスマス礼拝。私は2年ぶり2回目の参加だったが、嬉しい事に娘も来てくれた。チャプレンの説教は聞き飽きて寝ていたが、我々が歌った『The Lord is My Shepherd』はちゃんと聴いてくれたらしい。歌の出来はまあまあかな。当日ソプラノパートに比べてアルトパートが極端に少なかったから、仕方がない。
その翌週にもうひとつ、慰問先である都内のホスピアで行われたクリスマスコンサートは、ちょっと感動的だった。難しくて4パートがピタッと決まらなかったコチャールの曲が、二年越しにようやく完成した感があり、最後歌い終わって涙ぐみそうになったほどだ。因みに、ここの入居者は音楽の教養が高く、当日、黒人霊歌の『Amazing Grace』を英語の歌詞で一緒に歌う方や、イタリア歌曲も口ずさむご老人が入居されているので、毎度驚かされる。


会期終了が翌日に迫った27日に、二つの個展会場に出かけた。
ひとつは、先月告知した西牧徹さんの『ロカイユの花粉』出版記念展。新作が沢山あったので感心してしまった。新作は全体的にコントラストが柔らかく明るい印象だったのだが、購入した画集を見ると同じ絵が暗いので、「あれ?」となった。“黒戯画”は、中からビシャビシャベチョベチョグチャグチャという音と共に、子供たちの高らかな笑い声が聞こえてくる絵だ。会場でご本人に会えず、エレベーターで1階に降りたタイミングでお会いした。次の六本木CROWでの展示も楽しみにしています。
帰り道、こやまけんいちさんの『絡繰りオルゴール箱絵本展』会場にも寄った。私が訪れた時は少女のような格好の女性ばかり多数で、人気の個展だ。作品はどれも手巻きオルゴールの動力だけで動いているのだが、いちいち動きが細かくて細かくて… これは作っていて相当愉しいだろうなあと思った。在廊していたこやまさん曰く、しばらく絵は描いてなくて立体作品ばかり作っているとのこと。既に次の作品展の構想を練っているらしく、短い時間ではあったが話が伺えて楽しい時間を過ごせた。


関連ログ:  All Tomorrow’s Girls - 西牧徹
        All Tomorrow’s Girls - こやまけんいち個展