All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

近況 と『馬鑑 山口晃展』の感想


今日で3月も終わり。今月は中旬から──具体的にいうと、子供二人の卒業式後から諸々の行事参加が続き、強行軍で帰省もしたため怒涛のように忙しく、自分がひとりになれる時間が全く持てないことにストレスが溜まりかけていた矢先、ふいに数時間ほどフリータイムが出来たので、思い切って根岸にある「馬の博物館」まで電車を乗り継いで出かけた。

根岸競馬場開設150周年記念・(公財)馬事文化財団創立40周年記念 企画展 馬鑑 うまかがみ 山口晃展



3月26日から始まったばかりの山口晃展。私が訪れたのは今週火曜日。閉館1時間前だったせいか(?)会場は閑散としていて、私以外観ているのは二三人だけ。(外の庭で写真撮ったり子供を遊ばせている家族は普通に多くいたけどね)
面白いのが、山口晃の作品の横に、江戸時代初期や室町時代に描かれた厩舎や合戦の作品が並んでいること。「博物館が所蔵している作品とのコラボなのか!」と、会場に着いてから気付いたくらい慌ててやって来た私なのだが、はっきり言ってこの日に訪れたことは失敗だった。


というのは、会場の順路最後に下書きの鉛筆線がうっすらと見える白いキャンバスが並んでいて、赤文字の表示『製作中』とあったからだ。ガーン!!どうやら4月下旬頃に完成するらしく、パンフレットを改めて読むと、約12年ぶりとなる「厩圖(うまやず)」の新作らしい。ロビーにも『今作品展の図録は4月下旬に発売予定』と手書きで表示されていたし。全くもう……自分。山口晃は絵は細かい部分で笑えるし、見ていて飽きないし、大好きだから5月にまた行ってもいいのだけどね。これから行かれる方は、ぜひ新作が出来上がった頃を見計らってお出かけください。


過去ログ: All Tomorrow’s Girls - 山口晃