All Tomorrow’s Girls

It's hard to stay mad, when there's so much beauty in the world. ━American Beauty

歯が痛くて落ち込んだりもしたけれど、私は元気です

タイトルはもちろん、糸井重里氏によるコピーのパクリ。


今年の2月から近所の歯医者に通院している。
私は歯が昔から弱点で、小学生から中学生にかけての歯列矯正から始まり、情けない話だが、成人後も虫歯になりやすいタイプなのか、一、二年おきに虫歯治療をしている。あと、結婚後に顎関節症になり、口が開かずに歯ブラシもできず、流動食生活という悲惨な経験もした。その時の担当医は、「結婚したことが最大のストレスで、それが原因でしょうねえ」とさらっと話すので、私もさらっと、「ええ。そう思います」と答えたっけ。


とまあ、とにかく、時や場所が移り変われど、しょっちゅう世話になっている。


それで、2月末に虫歯治療した左上奥歯が、5月現在まだ痛い。虫歯自体は小さく、表面を少し削ってそこに白いプラスチックを被せただけだ。具体的にいうと、固いものを噛んだ時にだけズキーンと鋭い痛みが走る。石焼ビビンバのおこげなんて、無理。好物なのに!片側の歯でばかり咀嚼するのも、なんとも辛い。


その後から同じく虫歯治療をした他の歯は、全く問題なし。


これまでも行く度に医者に痛みを訴えてきたのだが、最初は様子を見ましょう、次に知覚過敏ですから仕方がないですね。先週はついに、潜っている隣の親知らずが歯にぶつかって中の神経が痛むのかも知れないと言い出した。いやいやいや、表面を削って白いプラスチックを詰めた翌日からですから、表面がズキーンとしているんですから、中じゃなくて表面ですからと私が訴えても、表面じゃないと医者は言い張る。


で、診療台に仰向けになったまま、「これはセカンドオピニオンが必要だな。親知らずを切開して抜くとか冗談じゃない」と思い、このままバックレようかなあと考えていたら、ふいに医者が、「来週もう一度麻酔をして、被せた詰め物を外してみます」と言うので、迷いつつもとりあえず予約を入れてしまった。


そして、今日がその日。
(つづく)