最近知った赤外線写真家のアナ・バラッドの作品。
ネットで検索しても、赤外線の白黒フィルムで、80年代後半から90年代前半に活動していた写真家ということが分かったくらいで、情報量が少ないためかえって気になってしまった。
そこで私がこの写真家を知るきっかけとなった写真を掲載していたブログの主に、写真家のプロフィールについて問い合わせてみた。以下がその回答。
Ana Barrado 女性写真家
アルゼンチン生まれ、サンフランシスコ美術学校卒業。カラカス、パナマ、ミラノ、マイアミ、ニューヨークと移り住む。アメリカのカルト・マガジン「RE/Search」に1984年のJ.Gバラード特集で大々的に紹介された。ハワイやアンデスの風景を好んで撮る一方、ケープ・カナヴェラルに設置されたミサイルなどハイテックなガジェットも被写体にしている。日本では『アナ・バラッド写真集』の刊行、渋谷のハイネケン・ビレッジでの展覧会開催、各雑誌での紹介記事掲載と注目を浴び、来日も果たした。
「WAVE25」（1990年刊 ペヨトル工房） より
他にも、博学で頼れる存在であるcha cha 2000さんからも、ペヨトル工房から1989年に写真集が発刊されていたことと、その解説が浅田彰だったことについて教えていただいた。この写真集の紹介ページを読むと、2011年にニューヨークの写真店のギャラリーコーナーで“Memories of the Future: Ana Barrado/Rockets”と題して個展が開催されたことが分かった。
以下、いろいろメモ。
